心臓血管センター(心臓血管外科)
診療方針(診療科の特色)
心臓血管外科では、冠動脈バイパス術を必要とする狭心症や心臓弁膜症、先天性心疾患、大血管疾患の診察、末梢血管手術や透析内シャント造設術等を行っております。
現在、当院では開心術や大血管の手術を行っておりませんが、手術の必要な患者さんを診察し、手術可能な医療機関へご紹介しております。また術後患者さんについてはできる限り当院で継続診療を行っております。
当院での透析導入予定の患者さんの他、近隣医療機関からの紹介患者さんに対して、年間30件前後の新規手術を行っております。また透析内シャントは造設後に狭窄・閉塞などで使用できなくなることがありますが、できるだけ長期間使用できるように、カテーテルによる拡張術や修復術も行っており、透析患者さんの増加とともにこういったフォローアップ手術も増えています。
これからも引き続き、心臓血管外科手術の必要な患者さんの診察や術後フォローアップを行ってまいります。
取り扱っている主な疾患
- 狭心症、心筋梗塞などの虚血性心疾患
- 心臓弁膜症、不整脈などの心疾患
- 大動脈瘤、閉塞性動脈硬化症などの動脈硬化性疾患
- 心臓血管外科述後患者の継続診療
- 透析内シャント設置術及び術後合併症治療
こんな症状はありませんか
- 安静時、労作時に5分以上胸が圧迫される、締め付けられる、痛む等の自覚症状がある
→狭心症などの虚血性心疾患が疑われます。 - 最近、軽い労作でも息切れがする
→心不全が疑われます。 - お腹に拍動性の腫瘤を触れる
→腹部大動脈瘤が疑われます。 - 足が冷たい。歩いているうちに足が痛くなる
→下肢の閉塞性動脈硬化症が疑われます。
検査・治療の特徴
多くの疾患は、心エコー、冠動脈CT、造影CTなど、外来で可能な体に負担の少ない検査により診断することが可能です。手術を行う場合、検査結果、ご本人の状態、ご本人・ご家族の希望に応じて、最もよい選択を検討しています。セカンドオピニオンやより高次機能の病院への紹介も行っています。