令和4年度 興生総合病院病院指標

年齢階級別退院患者数

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年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 133 58 97 142 136 211 312 579 681 323
令和4年4月1日~令和5年3月31日に退院された患者さんの年齢を年代別に集計しています。
当院は地域医療の中核病院として、救急医療をはじめ24時間体制の医療の実施に努め、質の高い医療を幅広い年齢層の患者様に提供しています。
地域住民の高齢化に伴い、70歳以上の患者さんが約59%を占めており、80歳代の患者様が最も多く(約25%)なっています。

診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

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内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050130xx9900x0 心不全 14 12.43 17.54 0 82.21
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 9 22.11 13.61 11.11 85.89
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 8 60.25 21.11 12.5 83.75
100380xxxxxxxx 体液量減少症 7 8.57 11.15 14.29 56
110280xx9900xx 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 5 24.4 11.77 0 80.4
内科では平均80歳代の高齢患者様が多く、併存する基礎疾患もあり重症化するリスクが高いため、他科医師と連携しての治療も行っています。
特に心臓疾患や、腎臓疾患の患者様が多く、慢性腎不全に対しては人工透析治療も行っています。
嚥下機能の低下による誤嚥性肺炎の治療や、嘔吐、下痢、腎不全などによる体液量減少による治療も行っています。
内科での治療は併存基礎疾患治療や高齢で重症化しやすいため平均在院日数が比較的長めになっています。

小児科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
140010x199x0xx 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(2500g以上) 87 5.47 6.13 2.3 0
140010x299x0xx 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(1500g以上2500g未満) 8 5.5 10.92 25 0
010230xx99x00x てんかん 4 2 7.33 0 13
040090xxxxxxxx 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症(その他) 4 6.75 5.89 0 1.5
150070x0xx01xx 川崎病(2歳以上) 3 11 9.81 0 4.33
当院では年間約350件の院内出生があり、新生児黄疸、一過性多呼吸、新生児仮死、動脈管開存症など新生児の疾患に多数対応しています。
新生児の重症例については、高次医療機関へ紹介しています。
その他、てんかんや川崎病、気管支炎などの症例についても治療を行っています。

外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060130xx9900xx 食道、胃、十二指腸、他腸の炎症(その他良性疾患) 88 2.09 7.79 2.27 63.65
060100xx01xxxx 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 38 2.05 2.64 0 66.61
060035xx99x0xx 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 21 8.67 8.36 0 71.86
060102xx99xxxx 穿孔又は膿瘍を伴わない憩室性疾患 15 5.67 7.63 0 62.13
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア(15歳以上) 14 6.64 4.59 0 68.71
外科では呼吸器・消化器・乳腺の全般を診察し、手術治療や悪性腫瘍に対し術後の抗がん剤治療を行っています。
近隣の医療機関からの紹介や救急外来の対応にも積極的に受け入れに取り組んでいます。
症例数の多い3例目までは、便潜血陽性に対しての大腸内視鏡検査入院(1泊2日)で行っており、早期がん発見に努めています。
その他の症例としては、肺炎、虚血性大腸炎、鼠径ヘルニア、胆嚢炎、虫垂炎、上部消化管出血、糖尿病などにも対応しています。

整形外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160800xx01xxxx 股関節・大腿近位の骨折 102 53.08 26.42 12.75 84.22
160690xx99xxxx 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) 55 34.38 20.09 3.64 83.15
160760xx97xx0x 前腕の骨折 33 16.12 4.86 0 59.09
160850xx01xxxx 足関節・足部の骨折・脱臼 24 30.63 18.34 4.17 51.54
160980xx99x0xx 骨盤損傷 22 50 19.98 0 85.45
整形外科の役割は、機能外科として生活の質(Quality Of Life: QOL)を守ることです。QOLを脅かす要因には、外傷(骨折や神経・筋腱損傷など)や加齢による変性変化(変形性関節症、脊柱管狭窄症など)があります。外傷は、小児期の骨折やスポーツ外傷、青壮年の交通事故や労災事故、高齢者の転倒骨折と多岐にわたります。これら外傷により不自由を強いられた患者さんが、出来るだけ早く元の生活を送ることができるよう、治療計画を立てています。平均寿命が延長し、健康寿命に注目が向けられる昨今、特に高齢者の骨折における私たちの役割は重要です。生命を脅かす合併症を抑止し、かつ運動機能を低下させないためには、できるかぎりベッドに伏せる時間を短縮する必要があります。脊椎椎体骨折では薬物や装具療法による疼痛管理を行い、リハビリテーションを進めています。大腿骨近位部骨折では、9割以上の症例において48時間以内の手術治療が達成できています。
加えて、当科は日本手外科学会の教育機関施設の指定を受けています。QOLを脅かす手の変性疾患や外傷の治療に特化しており、三原市内のみならず近隣の市町村や県外の患者さんの診療にも対応しています。

形成外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
070010xx970xxx 骨軟部の良性腫瘍(脊椎脊髄を除く。) 2 5.5 4.50 0 59
080150xx97xxxx 爪の疾患 1 13 4.34 0 52
形成外科の疾患は、骨軟部の良性腫瘍と爪の疾患があります。
入院患者は基本皮膚科で診ていますので、形成外科での入院患者はほとんどいませんが、退院後は再度形成外科で術後の経過や状態を診ております。

脳神経外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010060x2990201 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 25 27.76 16.01 8 76.48
010060x2990401 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 22 45.14 15.97 4.55 70.32
010230xx99x00x てんかん 18 9.44 7.33 0 64.39
010050xx02x00x 非外傷性硬膜下血腫 14 17.93 11.85 0 82.36
010040x099000x 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満) 12 57.83 19.58 25 74.58
脳神経外科では、脳梗塞や脳内出血などの脳卒中が上位を占めており、救急対応の必要なてんかんや頭部の外傷などにも幅広く対応しております。
当院は急性期から回復期、慢性期まで一貫して治療・リハビリテーション等を提供していくケアミックス型病院のため、手術を含めた急性期治療から回復期のリハビリテーション・病院以外の施設での長期療養が困難な障害が残存した方まであらゆる病期に適切な対応を心がけております。

心臓血管外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110280xx02x00x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 13 10.46 7.59 7.69 73.15
050130xx9900x0 心不全 5 14.4 17.54 0 87.4
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 3 18.67 21.11 0 88.33
110280xx97x1xx 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 3 24.33 24.57 0 65
110280xx03x0xx 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 2 11 4.23 0 70
心臓血管外科では、慢性腎不全の透析導入に際しての、内シャント設置術が多く、当院腎臓内科からの紹介のみならず、他院からの紹介も多くあります。
このため疾患別患者でも慢性腎不全の患者が最も多くなっています。
内科や循環器内科にて対応できない場合には、心不全や肺炎への対応も当科で行っています。

産婦人科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
120180xx01xxxx 胎児及び胎児付属物の異常 60 9.23 9.38 0 31.65
120140xxxxxxxx 流産 18 1 2.45 0 32.61
120070xx02xxxx 卵巣の良性腫瘍 13 6.08 6.04 0 40
12002xxx02x0xx 子宮頸・体部の悪性腫瘍 7 2 3.02 0 36.86
120260x001xxxx 分娩の異常(分娩時出血量2000ml未満) 7 8.86 9.37 0 34.29
近年の分娩施設減少により、当院では妊娠関連の症例が上位を占めています。予定帝王切開や分娩の進行に伴い、分娩停止や胎児心音異常等発症した場合には吸引娩出や緊急帝王切開へと迅速に対応しています。
早産の危険性のあるハイリスクな妊婦様に対しては、近隣の高度医療機関へ紹介させていただいています。
また早期流産の症例や、婦人科領域では卵巣のう腫、子宮頸部異形成などの症例が上位を占めています。
当科では、産科・婦人科領域全般にわたって治療を行っています。

耳鼻咽喉科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
030428xxxxxxxx 突発性難聴 34 12.15 8.56 0 63.71
030400xx99xxxx 前庭機能障害 17 6 4.79 0 64.35
030250xx991xxx 睡眠時無呼吸 12 2 2.03 0 52.33
030240xx99xxxx 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 5 4.4 5.69 0 53.2
030380xxxxxxxx 鼻出血 4 6 5.34 0 74
症例数については、急性期病棟での診断群分類点数における入院患者数であり、地域包括ケア病棟等での入院は含まれておりません。
最も多い症例は、突発性難聴であり、高気圧酸素治療目的で近隣より多数の患者様を御紹介頂いております。
次いで、めまい症(前庭機能障害)が多い症例です。点滴等の保存的加療を行っております。
近年、睡眠時無呼吸症候群の検査入院が増加しております。
扁桃周囲膿瘍・急性扁桃炎・急性咽頭喉頭炎などの点滴加療も行っております。
鼻出血に対し、鼻粘膜焼灼術等の止血術を行っております。
他疾患として、慢性扁桃炎・アデノイド増殖症・慢性副鼻腔炎・中耳炎・耳下腺腫瘍・甲状腺腫瘍・顔面神経麻痺・声帯麻痺・声帯ポリープ等多岐に渡る専門治療を行っております。

皮膚科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
070010xx970xxx 骨軟部の良性腫瘍(脊椎脊髄を除く。) 4 4.5 4.50 0 55.75
080020xxxxxxxx 帯状疱疹 4 10.75 9.25 0 71.25
050170xx99001x 閉塞性動脈疾患 1 199 20.09 0 87
080110xxxxx0xx 水疱症 1 24 28.56 100 83
180030xxxxxx0x その他の感染症(真菌を除く。) 1 8 9.48 0 72
皮膚科の疾患の多くは、帯状疱疹、良性腫瘍、自己免疫性水痘症などがあります。
帯状疱疹の治療の基本は最初から抗ウイルス薬、点滴、十分な鎮痛薬の使用です。難治性の場合はペインクリニックを紹介しています。また、運動神経麻痺などの合併症にも素早く対応出来るようにしています。
自己免疫性水痘症はステロイドの全身投与などを主に行っています。
その他褥瘡潰瘍は全身状態の管理、適正なポジショニング処置を行っています。
アレルギー疾患には個々の人に応じた外用治療指導を中心に行っています。

泌尿器科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
11012xxx02xx0x 上部尿路疾患 16 11.13 5.29 0 63.44
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 16 21.69 13.61 6.25 87.38
110080xx991xxx 前立腺の悪性腫瘍 14 7.36 2.45 0 73.29
110070xx03x0xx 膀胱腫瘍 12 8.25 6.85 0 73.67
110310xx97xxxx 腎臓又は尿路の感染症 8 27.5 24.84 0 86.25
泌尿器科では尿管結石、膀胱腫瘍・前立腺肥大の手術治療や、急性腎盂腎炎、前立腺炎、尿路敗血症の治療を行っています。
1番目に多い症例は、尿管結石・腎結石の手術目的での入院になります。
2番目に多い症例は、急性腎盂腎炎・尿路感染症の治療になります。
3番目に多い症例は、前立腺癌(疑い)の検査入院になります。
4番目に多い症例は、膀胱癌の手術目的の入院になります。
5番目に多い症例は、急性腎盂腎炎で手術(ステント)を行った入院になります。
切除不能な膀胱癌に対しての化学療法も行っております。
近隣の医療機関からの紹介にも対応しています。

循環器内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050130xx9900x0 心不全 27 13.85 17.54 0 87.41
050050xx0200xx 狭心症、慢性虚血性心疾患 26 3.19 4.26 0 72.62
050210xx97000x 徐脈性不整脈 24 9.17 9.89 4.17 82.96
050030xx97000x 急性心筋梗塞(続発性合併症を含む。)、再発性心筋梗塞 21 9.38 11.59 0 69
050170xx03000x 閉塞性動脈疾患 14 4.64 5.18 0 77.14
循環器内科では、2番目に多い狭心症、4番目に多い心筋梗塞などの虚血性心疾患に対する検査、治療の為の入院が多く、心臓カテーテル検査及び経皮的冠動脈形成術・ステント留置術を施行しています。
1番目に多い心不全は血管拡張剤治療主体で対応しています。3番目に多いのは徐脈性不整脈で、不整脈の手術治療は徐脈に対してのペースメーカー植込み治療を行っています。5番目に多い閉塞性動脈疾患ですが、下肢の閉塞が主であり、下肢動脈の血行再建治療も適宜行っております。

麻酔科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 16 25.44 21.11 6.25 89.19
161020xxxxx00x 体温異常 8 22.13 6.70 0 69.5
050130xx9900x0 心不全 4 39.75 17.54 0 88.25
100380xxxxxxxx 体液量減少症 4 20.5 11.15 25 84
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 4 28.25 13.61 0 79.25
麻酔科では手術麻酔・疼痛外来(ペインクリニック)を主な業務としていますが、救急患者様の対応も行っております。
最も多い疾患は誤嚥性肺炎であり、高齢の方の誤嚥による呼吸状態悪化に対し人工呼吸管理など様々な集中治療を行っております。
熱中症(体温異常)・心不全・脱水症(体液量減少症)・腎盂腎炎・尿路感染症等の高齢者の治療にあたる事が多く、重篤な患者様の全身管理も行っております。

初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数

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初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 0 0 2 5 1 0 1 8
大腸癌 5 9 7 18 8 5 2
乳癌 6 7 2 0 0 3 1 8
肺癌 0 0 2 0 0 0 1 8
肝癌 0 0 3 1 0 5 2
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
○胃がん
早期胃癌では内視鏡的治療を中心に、低侵襲手術を行っております。また、進行胃癌に対しては早期に適切な治療の提供ができるよう、外科的治療のみならず、術前・術後化学療法等、患者様の状態に合わせた治療の提供に努めています。

○大腸がん
早期大腸癌では、内視鏡的治療を中心に行っております。最近では患者様のQOLを考慮し、低侵襲で傷の小さい腹腔鏡下での手術も行っております。外科的治療のみならず、術前・術後化学療法等、患者様の状態に合わせた治療の提供に努めています。
また、近年ではコロナ禍で受診控えされていたためか、初診時にStageⅢ~Ⅳと診断されるケースが多く見受けられました。

○乳がん
最近では、健診受検者の増加により早期に発見される症例も増加傾向です。術後症例のうち、放射線治療を必要とする場合は、近隣の医療機関へご協力いただき、紹介にて放射線治療を行って頂いています。術前・術後の化学療法、ホルモン療法も行っています。

○肺がん
原発性肺癌については、当院でできる限りの検査を行った後、専門医療機関へ紹介させていただいております。化学療法に対しては、当院で可能な範囲で対応しております。

○肝がん
肝切除等外科的治療のほか、電磁波による焼灼療法や動脈化学塞栓療法等、最適な治療を行っております。当院での対応が困難な症例については、専門医療機関へ紹介させていただいております。

成人市中肺炎の重症度別患者数等

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患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 2 10 67.5
中等症 17 119.71 80.94
重症 3 11.67 79.67
超重症 0 0 0
不明 0 0 0
市中肺炎とは、施設や病院以外で普段の社会生活を送っている中で発症した肺炎のことです。重症度とは入院時、発症時の重症度の度合いを表しており、当院では今年度は中等症の患者さんが、全体の約8割と大半を占めております。高齢の方ほど重症化しやすく、平均在院日数も長くなる傾向があります。

脳梗塞の患者数等

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発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 121 53.58 77.21 4.48
その他 13 93.15 78.77 0
当院はケアミックス型の病院のため、在院日数は急性期の病棟から回復期の病棟での入院期間まで含めた平均在院日数のため、日数としては長くなる傾向にあります。同一病院内で急性期から回復期まで一貫して治療・リハビリを受けられることは、患者様にはメリットと考えています。

診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

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内科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K6121イ 末梢動静脈瘻造設術(内シャント造設術)(単純) 1 17 25 0 71
K616-41 経皮的シャント拡張術・血栓除去術(初回) 1 8 1 0 70
K6261 リンパ節摘出術(長径3cm未満) 1 2 16 0 91
K635 胸水・腹水濾過濃縮再静注法 1 1 97 0 85
K635-3 連続携行式腹膜灌流用カテーテル腹腔内留置術 1 49 91 0 85
内科での手術は他科との併診により行われることが多く、腎臓疾患、心臓疾患、外科的手術などがあります。
とくに慢性腎不全の透析導入に対しての内シャント造設術やシャントの狭窄、閉塞などにより経皮的シャント拡張術・血栓除去術、腹膜透析開始による連続携行式腹膜灌流用カテーテル腹腔内留置術が行われます。

小児科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K9131 新生児仮死蘇生術(仮死第1度) 2 0 3 50 0
小児科では、出生時仮死状態の新生児に対して行う新生児仮死蘇生術があります。

外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) 47 0.85 1.13 0 67.06
K654 内視鏡的消化管止血術 13 1.23 15.23 15.38 74.23
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 13 2.54 9.38 0 67.77
K6335 鼠径ヘルニア手術 12 1.33 4.25 0 70.42
K718-21 腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴わないもの) 10 0.7 3.9 0 36.3
近年では内視鏡や腹腔鏡を用いての手術件数が増えています。
1番目に多い症例は、大腸ポリープに対しての内視鏡手術となります。
2番目に多い症例は、上部消化管出血(食道・胃・十二指腸)に対しての内視鏡手術です。
3番目に多い症例は、胆嚢炎に対しての腹腔鏡の手術です。
4番目に多い症例は、鼠径ヘルニアに対する根治術です。
5番目に多い症例は、虫垂炎に対する腹腔鏡手術です。
その他にも、肺・乳腺・胃・肝臓・大腸の悪性腫瘍に対する手術も行っています。
腹部外傷にも対応しています。

整形外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0461 骨折観血的手術(大腿) 103 1.37 56.03 13.59 81.17
K0462 骨折観血的手術(前腕) 56 2.63 27.84 0 59.2
K0821 人工関節置換術(膝) 35 4.94 54 0 73.63
K0811 人工骨頭挿入術(股) 34 3.97 62.38 2.94 82.41
K0483 骨内異物(挿入物を含む)除去術(前腕) 23 0.7 2.83 0 45.17
小児期、青壮年期、高齢期の外傷手術にあたっています。土日祝日の緊急手術にも柔軟に対応しています。また、人工関節置換術や脊柱管狭窄症手術といった変性疾患の治療も積極的に行っており、地域住民のQOLを守るための貢献を心掛けています。

形成外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0062 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径3cm以上6cm未満) 1 0 1 0 57
K0063 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径6cm以上12cm未満) 1 1 7 0 61
K0911 陥入爪手術(簡単) 1 1 11 0 52
当科では主に皮膚腫瘍切除術を行っております。
良性腫瘍は皮膚科、形成外科で切除し、大きな腫瘍、顔の腫瘍、悪性腫瘍は形成外科にて手術を行います。

脳神経外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K164-2 慢性硬膜下血腫洗浄・除去術(穿頭) 18 1.06 20.94 0 80.83
K664 胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む) 7 66.43 124.86 14.29 80
K178-4 経皮的脳血栓回収術 6 0 57 0 73.17
K1643 頭蓋内血腫除去術(開頭)(脳内) 4 0 115.75 25 69
K1781 脳血管内手術(1箇所) 4 1.25 203.25 0 82.75
脳神経外科では、最も多いのは、慢性硬膜下血腫の手術ですが、近年普及し始めた脳梗塞に対する経皮的脳血栓回収術が増えてきています。また経皮的血管形成術(CAS)などの、血管内手術にも積極的に取り組んでいます。
また通常の脳内血腫に対する開頭術や、頭部外傷に対する開頭術も必要に応じて行っています。

心臓血管外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K6121イ 末梢動静脈瘻造設術(内シャント造設術)(単純) 11 0.09 7.73 0 71
K6147 血管移植術、バイパス移植術(その他の動脈) 3 0 18.33 33.33 81.33
K597-2 ペースメーカー交換術 1 0 10 0 82
K616 四肢の血管拡張術・血栓除去術 1 4 36 0 71
K616-41 経皮的シャント拡張術・血栓除去術(初回) 1 0 8 0 74
心臓血管外科では、慢性腎不全の透析導入に際しての、内シャント設置術が多く、当院腎臓内科からの紹介のみならず、他院からの紹介も多くなっています。他院からの紹介では、自家静脈によるシャント設置術が困難な症例に対して、人工血管を使用した内シャント設置術が増加傾向にあります。
また、使用中の内シャント合併症に対する処置も増加傾向にあり、血管移植術や四肢の血管拡張術や経皮的シャント拡張術を行っています。入院で対応している患者以上に、外来で対応している患者も増加傾向にあります。

産婦人科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8982 帝王切開術(選択帝王切開) 55 1.15 7.11 0 31.6
K8981 帝王切開術(緊急帝王切開) 24 1.21 7.25 0 31.79
K9091イ 流産手術(妊娠11週まで)(手動真空吸引法) 17 0 0 0 32.35
K8882 子宮附属器腫瘍摘出術(両側)(腹腔鏡) 13 1 4.08 0 40
K867 子宮頸部(腟部)切除術 7 0 1 0 36.86
当院の手術の症例で最も多いのが、選択的帝王切開、緊急帝王切開です。
前回帝王切開の既往のある患者様に対する反復帝王切開や、骨盤位等の予定帝王切開、分娩停止等による緊急帝王切開などがあります。
小児科・麻酔科など各部門と連携し、安全な出産を目指しています。
流産手術に対し、当院では手動真空吸引法を主に行っています。
前日に外来で子宮口を広げる処置をし、手術当日は日帰り入院としています。
婦人科領域の手術では、卵巣のう腫等に対し腹腔鏡にて行う子宮附属器腫瘍摘出術や子宮頸部異形成による子宮頸部切除術などが上位を占めています。
その他、子宮筋腫や吸引娩出術等、多数の婦人科・産科的手術も行っています。

耳鼻咽喉科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K300 鼓膜切開術 5 4.8 9.8 0 67.2
K331 鼻腔粘膜焼灼術 3 0.33 5.67 0 72.67
K370 アデノイド切除術 3 1 4 0 8.33
K309 鼓膜(排液、換気)チューブ挿入術 1 0 0 0 6
K347-5 内視鏡下鼻腔手術1型(下鼻甲介手術) 1 1 3 0 35
ここでの手術数は、急性期病棟でのDPC(診断群分類点数)における手術数であり、地域包括ケア病棟等での手術は含まれておりません。
最も多い手術は、鼓膜切開術となります。他に中耳炎に対する手術として、鼓膜チューブ挿入術・鼓室形成術が主な手術となります。
鼻出血はガーゼの圧迫止血のみでは止血できないことがあり、鼻腔粘膜を焼灼して止血する事があります。
小児期の患者様に行う事が多い手術として、アデノイド増殖症に対するアデノイド切除術及び、慢性扁桃炎に対する口蓋扁桃摘出術があげられます。
慢性副鼻腔炎に対し、内視鏡下鼻・副鼻腔手術(Ⅰ型~IV型)を施行しております。
他に、耳下腺・顎下腺・甲状腺・中咽頭・舌などの腫瘍摘出術も施行しております。
また、他科より気管切開術の依頼があれば、対応しております。

皮膚科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0063 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径6cm以上12cm未満) 3 1 3 0 51
K0053 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径4cm以上) 1 1 1 0 48
K0062 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径3cm以上6cm未満) 1 1 1 0 70
K0301 四肢・躯幹軟部腫瘍摘出術(躯幹) 1 1 3 0 70
K287 先天性耳瘻管摘出術 1 1 1 0 29
当科では主に皮膚腫瘍切除術を行っております。
良性腫瘍は皮膚科、形成外科で切除し、大きな腫瘍、顔の腫瘍、悪性腫瘍は形成外科にて手術を行います。

泌尿器科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7811 経尿道的尿路結石除去術(レーザー) 14 3.29 13.29 0 64.71
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 12 4.58 182.67 8.33 83.17
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用) 10 1 6.6 0 76.1
K7981 膀胱結石摘出術(経尿道的手術) 8 31.25 25.13 0 78.75
K8411 経尿道的前立腺手術(電解質溶液利用) 6 0.83 10.83 0 75.33
泌尿器科では主に内視鏡を使用しての経尿道的手術を中心に行っています。
1番目に多い症例は、尿管結石・腎結石に対する経尿道的尿路結石除去術(TUL)です。
2番目に多い症例は、結石性腎盂腎炎・水腎症に対する経尿道的尿管ステント留置術です。
3番目に多い症例は、膀胱癌に対する膀胱悪性腫瘍手術です。
4番目に多い症例は、膀胱結石に対する膀胱結石摘出術です。
5番目に多い症例は、前立腺肥大症に対する経尿道的前立腺手術になります。
当院では、腎結石症・尿管結石症に対する体外衝撃波腎・尿管結石破砕術(ESWL)は外来で行っております。

循環器内科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術(その他) 44 0.07 4.82 0 72.68
K616 四肢の血管拡張術・血栓除去術 16 0.13 4.81 0 77.44
K597-2 ペースメーカー交換術 14 0.21 5.79 7.14 84.93
K5972 ペースメーカー移植術(経静脈電極) 12 2.58 10.58 0 81.17
K5491 経皮的冠動脈ステント留置術(急性心筋梗塞) 9 0.11 8.11 0 65
虚血性心疾患のカテーテル手術治療を緊急・待期含めて年間100件以上行って対応し、下肢動脈の血行再建治療も適宜行っています。不整脈の手術治療は徐脈に対してのPacemaker植込み治療を常時行っており、外来で定期的にフォローアップも行っております。

麻酔科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0811 人工骨頭挿入術(股) 1 11 95 0 95
K6335 ヘルニア手術(鼠径ヘルニア) 1 64 46 0 70
K664 胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む。) 1 57 31 0 86
麻酔科では救急患者様の対応も行っており、集中管理が必要な患者様を他科と連携して治療しております。

その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

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DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 2 0.08
異なる 3 0.11
180010 敗血症 同一 6 0.23
異なる 10 0.38
180035 その他の真菌感染症 同一 0 0
異なる 0 0
180040 手術・処置等の合併症 同一 6 0.23
異なる 1 0.04
播種性血管内凝固症候群(感染症などによって全身性の重症な病態)や敗血症(感染症によって起こる全身性炎症反応の重症な病態)については、原因疾患から感染して重症化するケースがほとんどで、敗血症においてはショックに至ったケースも含まれています。
手術・処置等の合併症については、人工関節置換術など骨に挿入した器具の緩みや透析シャントの閉塞などもこれに該当します。
これらは医療過誤ではありません。
発生率(%)は全退院患者を分母として計算しています。
更新履歴
2023/9/29
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診療時間

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  • 午後14時~17時
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  • 2003年5月19日をもって日本医療機能評価機構認定病院に指定されました
  • 岡山大学広域外科専門研修プログラム
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